明日には忘れるひとりごと

ただの偏見と自論

2023/10/09

口角が上がっているか

鏡に映る自分を見ながら確認する

 


必要ない笑顔の練習

いつどこで使うための笑顔なのか

そもそも 人を前にしてこの顔と同じ顔ができてるだろうか

 


実際はもっとぐちゃぐちゃで

きれいな笑顔なんてわたしにはたぶん作れない

 


鏡の前のすました笑顔なんて

現実に自然と作れることなんてない

 


学生時代の集合写真も

歯を見せて笑うことが苦手だった

カメラマンが口角上げてというから

ひっしになってそこに意識を集中させて

いいよ!いいね!

なんて言葉に安心してると

実際撮られた写真をみて驚愕

 


思った以上に見えてる歯と歯茎

あと、無駄に細くなってる目

 


最悪な顔がそこに居た

 


そもそも、他人の思うベストな1枚と

わたしの思うベストな1枚の判断が違うということは

理解はしている

七五三の写真だってそうだった

 


わたしはすまして大人っぽくしてる顔が良かったけど

親や祖父母は大体

馬鹿みたいに笑ってる顔を選びたがってた

 


着物を着てバカ笑いしてるやつの何がかわいいのか

わたしには理解出来なかった

 


その写真が祖父母の家に飾られた時

わたしはこの顔で居ることを求められているのかな

と感じてしまった

 


ずっと笑っててゲラゲラひとりで楽しんでる子供らしい子供がこの人たちの求めているわたしなんだろうと考えていた

 


でも実際のわたしは

幼い頃から笑うことに恥ずかしさを感じていて

常に無表情でいることを、自分の中のルールとしてもっていた

 


だからかわいいとは言ってもらえなかったんだと思う

 


実際、外で子どもを見ると

ゲラゲラケラケラ笑ってる子供のほうが

子供っぽくてかわいいと大人に言われていることが多いように思う

 


逆にムスッとしている子供にかわいいですね

なんて声をかけている大人なんて殆ど居ない

 


犬は人と目が合うだけでかわいいとか言われてんのに

なんで人は笑わないと可愛くないんだろう