明日には忘れるひとりごと

ただの偏見と自論

あっついひ

夏休みか

 

 

外に響く子供の声を聞きながら 徐々に上がる部屋の気温に動けずにいる

 

青い空はなんとなく春の空ろり高く遠くにある気がする

真上にはない雲が遠くには白くはっきり存在していることを不思議に思いながら本棚に並中から一冊引き抜く

 

窓を開けてみても入ってくるのはなまぬるい温かな風

こんな中汗をかきながらはしゃぐ子供時代がわたしにもあったことが不思議でたまらないと思うほどに今のわたしは夏の外が苦手にばっている

 

エアコンのついた部屋は涼しいけれど、ずっといるといろんな感覚が鈍ってくような気がしてそれはそれですごく気持ちが悪くなる

湿度が下がってく感覚は息苦しさも感じる

 

時々なまぬるさが恋しくなって窓を開けて浴びてみるけどこれはこれでやっぱりキモい

 

 

こんな夏の日に外へ出てきゃっきゃできる人種でありたかったと思うこともあったりするけれど、水が苦手なわたしはプールも川も海も怖いものと思ってしまっているので夏のデートは経験がない。花火大会だって、人混みが苦手だからという理由でひとり遠く離れた場所でみるのが好きだ

 

夏の夜は明るい

街灯のない道でも人の顔がよく見える、表情も

もう少し暗くあってもいいのに、と思うのは隠したいことがあるからだろうか

 

暗さを理由に帰る冬の便利さを感じる夏の夜に帰る理由を見つけられずにいるわたしの横に居るこの人は今何を考えながら笑ったりしているんだろうか

 

自分も人混みは苦手だとか言ってるくせに祭りに誘ったりしてくるのはどうしてとか、そんな誘いにのるわたしが聞けるわけもなく

 

となりでかわいいと褒めたたえている男を見ながら、あなたもわたしをほめようとするのがわかる

沈黙が苦手なことも理解している

 

わたしはなにもいわない

 

 

そんな夢を見た

 

 

ひとの夢ほどつまらない話はないと散々言われた学生時代を思い出した