センスのない人間であること、
ナンセンスあ生き方であること
そういう評価をされていると気づいてしまった中学時代
あの人センスいいよね、
あの人個性的だよね、
あの人ちょっと変だよね
この変の言葉に惑わされるようになった頃
わたしはセンスとは無縁の存在であることを理解した
センスがないというのは無個性である
ということでもなく、ダサいということで
それは曖昧な貶し文句でもあった
別に気にすることでもないんだろうけど
その言葉はわたしから自信を奪ってく
わたしが好きだと表現するものひとつひとつに
センスという言葉が付き纏う
音楽、本、作家、俳優、服、ブランド
好きなことを話すたび
ダサいとか嫌いとかって周りは言ってくる
べつにそれらはわたしが好きなだけだから
わたしの好きという感情があればそれだけでいいのに
否定されるたび
わたしがそれらに傷をつけている気がして悲しい
わたしが好きだというから
ほんとの良さが伝わらないまま否定されていくのを
わたしは聞いていられない
だったら、わたしはセンスどころか
自分の好みのひとつすら理解できていない
無個性人間になろうと思う
そんなつまらない生き方を
今のわたしは選んでしまっている