君たちはどう生きるか
7月16日 (日) に観てきました
未だに余韻から抜け出すことなく心満たされています。
ネタバレは無いつもりですが、なんの情報も入れたくないという方はこのあたりで画面を閉じるというか、戻ることをおすすめ致します
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記事にはしないつもりでいたけれど、
この高揚感を逃がす場所がなくて、ひとりで消化しきれないので、書くことにしました。
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ネタバレがあまりない とか
書きたいけどあんまりしてる人がいないから今はやめとくね!とか
とにかく感想を言い合いたい!とか
そういうコメントをちらほら目撃する
なんとなく、共感できる気もするけど、
そもそもわたしは、どれもしたくてもできない気もしてる。
ネタバレ に関しては
あの体感2時間以上(個人的な体感)の作品をうまく説明できる気がしない。
わたしの拙い言葉で表現しようものならそれは、とてつもなく陳腐なものであったと思われてしまう気がするから。
もしくは、過大評価しすぎる知ったかぶり野郎と思われるような気がしてしまうからだ。
個人的にスタジオジブリが生み出してきた作品はすきなものがおおいのですが、すべてをしっかり好きでいるわけでもなく、なんなら好きな作品こそ何がすきなのかを具体的に説明できなかったりする。
キャラクターの善し悪しとか物語の良さとか、背景がどうとか、そういう細かいことまで理解出来ているつもりもない。
わたしは大雑把にすきなだけだと思ってる。
そんなわたしが、この作品を通して感じたことが大きくひとつあって
それは、わたしがジブリ作品の何を好きで何に惹かれていたのかということを認識できたこと、でした。
ジブリっぽさが何を示すのかはとても曖昧なものだとは思うけれど、それぞれがジブリ作品を見るときに、これがあるからジブリ作品だと認識できるみたいなポイントがいくつか存在していると思ってて。
それが今回の作品にはたくさん、わかりにくくもわかりやすく詰め込まれているようにわたしは感じました。
それは公開前になんの情報もなく観れたから見えたものでもあったように思います
宮崎駿さんが産んだ作品
その意識があらゆる場面で敏感に感じ取っていたからこそ、わたし自身がもつ今までの作品への思いだったりが今回の作品に重なるのでは無いかと思いました
(ここまできて、自分でも何言ってんだろうなと思ってます)
と、いうのを観た直後にメモに打ったのでそれを共有させていただきます
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この映画を観終わってからすぐに思ったことは、今までのジブリ作品を見返したい!ということ。
さまざまな思い入れのある作品たちを観たい、そんでもって、この映画ももう一度観たい!でした。
話の内容云々よりもあの光景をずーーっと見続けたい気持ちでいっぱいになりました。
画面いっぱいに広がるあの世界観で視界のすべてを埋めつくしていられることがこんなにもわたしの心を幸せにしてくれるんだ、わたしにとってスタジオジブリが生み出す作品たちは生活の一部でわたしの一部であるんだと再認識しました。
わたしは家族とこの作品を観ましたが、どこのシーンが印象敵だったとかどのキャラクターがとかそういう感想は同じだったり、え?そこがいちばん気になったの?と不思議だったりしたんですけど、それもきっと、他の作品の好みによって変わってきたりするものなのかなと感じました。
あとは、作品のタイトル通り、わたしはこの作品を観終わってからは「どう生きるか」という言葉が脳の一部分を占領しています。どう生きるか、どう向き合うか、逃げるか、立ち向かうか、立ち止まるか、進むか。
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なんとなく、観る前よりも気持ちが明るくなっているような気がしています。
日常で起こるさまざまな出来事に、無自覚ながらも認識しているさまざまな事柄に心を消耗していたんだと気づきました。
わたしの存在がちっぽけであること、必要不可欠なものでもないからこそ、粗末にしてしまいそうになること。無力であることからうまれる疎外感と孤独。言葉にすること伝えること、受け入れること。それらに向き合うこと。全部諦めようとしていたこと。
でもなんだか今は少し頑張れそうなこと。
今このタイミングでこの映画に出逢えたことはとても幸せなことです、ありがとう。
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#映画鑑賞 #記録