個人的なことは個人的なこと以外の何にもならないはずだったのに、誰かに伝えることで個人的なものではなくなってしまう
個人的相談とか個人的な悩みがいつの間にか
みんなの問題になってしまったりして
でもその時にこうしたかったつもりじゃないとか言ったってどうにもならなくて
この状況であなたは何を訴えたかったのか、と問われてもなにもこたえられない
独りよがりの被害妄想がちっぽけな事象を組織の問題へと発展させた
あいつは問題児だ、なんて思われてしまう
そんなつもりなかった、なんて言葉を吐けば
加害者はそうやって逃げようとする、被害者になろうとする、なんて言われて終わり
ここまできてしまったら、わたしの言葉がどこかに届くなんてことがありえないことになる
それまで交わした言葉も全て嘘だったとか
なかったことのように扱われ、みんな都合よく解釈して、いかに自分が関わらずに済むか自分が不利にならないか、そればかりを考えて言葉を使う
わたしは生きてるだけが丁度いいのかもしれない
意思とかそういうのは求められてないんだと思った
必要なのは同意だけで、言葉は要らない
頷きが必要なだけ、それ以上は求められることなんてない
今まで勘違いしてた、わたしは独りで一人ではない