特別お題「わたしがブログを書く理由」
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なんてことない毎日だから
生きていることがどうだっていいよ思えるほどに当たり前のことだから
わざわざ人に話すようなことでもないから
だれかの何かになれるような特別なものもないから
でもそんなありきたりな毎日が何事もなく過ぎていくのが悲しいから
寂しいから、独りを言い訳にしたくないから
言いたいこと、言えるような人間じゃないから
わたしは歌がうまくない
わたしは字が上手くない
わたしは話すことが下手
だからこうして文字を綴る
自分で文字を書くわけではないから必ず読んではもらえるだろうし
音にもならないから早口にだってならずにすむ
だれかにペースを乱されることもないし 割り込まれることもない
言い返されることも、ない
納得してもらえなくても言いたいことは全部吐き出せる
現実のわたしじゃないわたしでいられる
本音に近いことを話すのは わたしにとって苦手なことのひとつで
自己表現、自己開示はいつまでもわたしの課題のひとつ
言いたいこと言わないとここに参加する意味がないと言われ過ごした学生時代の記憶
そこに居ることさえゆるされなかったわたしは
今も変わらずこうして、誰かに向かって、いや、わたしに独り言として言葉をのこすことが意思表示のひとつ
誰にも届かないけど、何もいわないよりはラクになれる
ブログを書くことは生きている実感そのものでもある
これがないと生きていけなくなるわけではないけれど、
これをしないと生きていることに気づいてももらえなくなるから
どうでもいい日常も過ごしてよかった一日にちょっとだけ変わってくれるから